お能初体験

いつもレッスンを受けに行っている、田町にあるダンススタジオで月一回「能」のクラスがあるということで行ってきました。

東洋の文化の影響を大きく受けているピラティス、フェルデンクライス、コンテンポラリーダンス、そして東洋文化そのものであるタイや中国、インドの健康法に最近は本当に魅せられています。今回は「丹田」を使った動きに興味があり受けに行きましたが、実際には物語を理解すること、その物語の背景、実際の振り付けを舞う(動く)ということで一時間半のクラスはあっという間に終了です。

今日は「杜若」という踊りを習ったのですが、原点は「伊勢物語」とのこと。この「物語」という言葉の意味を初めて教えていただきました。「物を語る」ということで「物語」=「声に出して読む」というのがもともとの意味だそうで、声に出して読まないと、または聞かないと理解できないお話ってたくさんあるなと思ってたので納得。「かきつばた」「あやめ」「しょうぶ」の違いも教えていただきました。

動きについては、もう、不格好で見ていられないほど・・・。ただ、型にはまった美しさというのはバレエと似ています。魂の入った造形美というのかな。腕のちょっとした角度や手を置く場所、足の運び方が繊細。教えてくださった津村禮次郎先生はとても有名な方、バレエやコンテンポラリーのダンサーとたくさんコラボをして私達に古典芸術を伝えてくださっています。足の運びは違えども、根本的な美しさはどんな踊りでも変わらないですね。そして、地に足がついた動きというのは踊りでも実生活でもとても魅力的に映るのですよね。

こうやって、興味がある分野にどんどん足を運ぶ機会があってうれしいな。

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