永遠の十代の気持ちで

去年からの悶々とした日々、私の場合は2016年に養成コースに参加してからというもの、生きること=苦しい、とまではいかないけれど特に仕事に関してはなーんか全然楽しめてない感じがしてました。むしろすべてを投げ出せたらどんなに楽だろうな−って。きっと、そうやって思っている人はここ2年の間はたくさんいるんだろうな。

もちろん、バレエで人生の先輩方が真剣な眼差しでクラスに向き合ってる姿を見たり、ピラティスのあと「気持ちよかったです」とか「スッキリしました」「身体の使い方が良くわかりました」とかそういう言葉を聞けばモチベーションが上がったりもしてたけど、自分が教えてることを心から楽しんでるか?って聞かれると集客や事前のプログラムづくり、そして他の先生達との自分の実力の比較ばかりに意識がいっていたのも事実。目新しいものをいかに提供するかみたいなところにも意識が向いていました。そう、承認欲求っていうやつです。バレエもそうですが、人から評価されてなんぼの世界で育っているので「生きているだけで素晴らしい」という考えになかなか行き着けないのかなというのは私なりの分析。

ただ、やっぱり人間落ちるところまで落ちると、「ふっ」っとなにか気が楽になって「こーすればいいのか」とかそんな感情がでてくる。それは、私が今まで仕事や私生活で携わった人たちとの会話で幾度となく助けられる言葉のやり取りもフラッシュバックのように思い出されて私を励ましてくれるのです。

先日、作家さんたちのイベントに行くきっかけがあり、そこで葦でできたモニュメントでミニコンサートが行われてそれはまるで童話の中に入り込んだ気分。十代どころか幼少期の気持ちで演奏に聞き入っていました。何をするのにもこの気持ちを忘れたくないな。

楽しいことに参加したり、生徒としてバレエに参加すると本当に子供に戻ります。ピラティスはより哲学的な部分が多く子供の気分というよりも精神が落ち着いていく手段といったところ。最近「なんでいいものってわかってるし仕事してるのに子供のように楽しめないんだろうか」と思っていたのですが、それがもう少しで解けそうな気がします。すこーしずつそれを皆さんにおすそ分けしていけたらなと思っています。

Follow me!