10年目の3.11

東日本大震災から10年たった今日、あの日の天気や行動、着ていたコートや持っていた持ち物などが鮮明に思い出されます。

迷いだらけの2010年を終え、2011年のほぼ2月いっぱいをエネルギーに満ち溢れたNYで過ごし「さぁ頑張るぞ!」って帰国してから数日後の震災でした。その後、この年から本格的にスポーツクラブやヨガスタジオでのオーディションを受けだしたので本当に思い出深い年です。

今思えば、今のコロナの状況とすこし似ているのかもしれません。違うのは、我慢や理不尽を強いられるのが世界中の人となったことくらい。それでも住む場所はあるし、津波や地震の恐怖はない。マスクをして手洗いして少し我慢をするだけのこと。

2018年に南三陸町を訪れました。一度は震災地域が行っている街づくりを見たかったのと、もちろん観光もしたくて多くの被災地の中から南三陸町を選びました。
静かな海があって、何かを養殖しているようでした。海産物が美味しくて、街の食堂に入りましたがそこのお客さんの中には漁師さんもいらっしゃって、皆さん海に携わっている方がほとんど。自分たちの食べるものも海からの恵み、生業も海からの恵みで海無しでの生活はきっと考えられないと思います。そして、あの恐ろしい津波があったのかと思うくらいやさしい海の風景が広がっていました。山もそうですが、私達は自然を支配することができないんだってその時心から思ったのです。土地を離れたくないという人たちの言っている意味がわかりました(寒くなければ、住みたいと思ったほど素晴らしい場所です)。

2020年は自分の中でも心がだいぶ荒んだかと思ってましたが、こうやって辛い思いをすることで、少しだけ震災で大きな被害を受けられた方の気持ちにちょっとだけ寄り添うことができてるのであれば、悪いことではないのかと思います。日々色々ありますが、いつまでも優しい気持ちを忘れないように、自然への敬意を払えるように改めて思うのでした。

標識
温泉ホテルのラーメン
沿岸からの眺め
キラキラ丼(これが食べたくて!いきました!)

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