プロポーションとか・・・
自分で言うのもおこがましいのですが、洋服選びやバレエの衣装合わせで困ったことがない私。「なんでそんなにスタイルいいんですか?」とかよく聞いてもらえる。嬉しいけどちょっとこそばゆい感じ。
Teenagerのときは、腰回りや太ももがどうしても痩せなくてだいぶ苦労しましたが、上半身はなぜか細身だった。中学2〜高校生の時、雑誌に出ていた「オードリー・ヘップバーン」や「ブリジット・バルドー」に憧れ、キツイスカートに当時心から素敵だと思った「タートルネックのセーター」を無理やり「in」したせいでウエストが細くなったのかしら・・・となんでウエストだけ細いのか未だに謎。下っ腹はそれなりにお肉がついていて、今なら下っ腹を使うことも意識できるけど、当時はただの下っ腹でしかなかった。首もなぜか「長いね」って言ってもらって、バレエ教室の先生たちには過剰な期待をもたせてしまい、上手にならない自分に申し訳ない気持ちもわりかしあった。
23歳くらいから通い始めたバレエ教室の先生が、当時としては珍しい「どう身体を使うか?」など、解剖学的な観点からレッスンをする方でそこから急に前腿パッツンがなくなった。丁寧にレッスンをする分、運動量が減ってしまい体力はなくなってしまったけど、あのときにそういうレッスンを提供してくれた先生に感謝している。
そして、感謝すべきはマシンの養成コースで通ったスタジオの先生方。型にはめるのではなく、意識の向け方で身体を改善していくという方法だったので私にも無理なくできた。肩の下げ方一つで良くも悪くもなる。もし、未だに「肩を押し下げて」なんていうピラティスだけやってたら、私の身体はピラティスをやる度に悪くなっていたに違いない。いや、それまでの先生の指導云々より、教材の解剖学の本にはきちんと書いてあることばかり!きちんと読もうと当時の私に言いたい。それを気づかせてくれた先生たち。おかげで極度のなで肩からは卒業。バレエをやってるのになぜか、プリンとしたお尻にならないのも卒業。まだまだ、自分の体重をお尻で支えきれないし、山登りしたらお尻が疲れちゃうし、脚の形の悪さなんかもあるけれど、「なんでよくならないの?」っていうところを「ここを目指してすすめばいいのでは?」という道標を教えてもらったので、教えるのもだいぶ楽になった。
よく生徒さんに言ってることをここでそのまま書くと
「前腿(大腿四頭筋)と後ろ腿(ハムストリングス)のバランス、内腿(内転筋)と横めのお尻(外転筋)のバランスを良くしようとするといいよ、あっ、それから脚は腿だけじゃなく、ヒザ下も存在を感じながらうごくといいよ」とお話している。
なにはともあれ、何でも「引き締め」に意識をもっていって、筋肉を固くするより、存在を感じるにはどーしたらいいかなーって考えながら日常を過ごすと知らないうちに理想の体に少し近づける、いや、本来の身体に戻っていくかもしれません。
一緒にトライしていきましょう。